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アレルギー検査

アレルギーとは

アレルギーとは

人間の体に侵入した花粉、細菌、ウイルス、動物のたんぱく質といった異物を体外へ排除して、体を守る機能を免疫と言います。免疫という大切な機能が人間の体に備わっているからこそ、自然の中でも私たちは生存できています。しかし、本来ならば無害に近いダニの一部や植物の花粉などに免疫機能が過剰に働くことで、体が大きく反応してしまうのがアレルギー反応です。
アレルギー反応と関係がある物質は、抗原提示細胞、リンパ球、好酸球などの細胞、免疫グロブリンの一種であるIgE抗体、ヒスタミン、ロイコトリエンなどのたんぱく質などが挙げられます。

アレルギー反応のメカニズム

人によって感作ができてからアレルギー反応が起こる期間は異なります。
感作が成立後に花粉症を発症する期間は人によって数十年かかるケースもあるため、発症する時期の予想は困難であると言えます。

アレルゲンが体内に侵入する アレルゲンへのIgE抗体が産生される IgE抗体とマスト細胞がくっつき、スタンバイ状態に(感作) アレルゲン再度体に入り、マスト細胞上のIgE抗体とくっつく ヒスタミンなどが放出されることで、アレルギー反応が出る

アレルギー症状を
セルフチェック

顔・上気道・下気道

  • 顔の腫れ
  • 副鼻腔感炎症状
  • 目がかゆい、充血している
  • 中耳炎症状
  • 耳、口、鼻がかゆい
  • 鼻づまり
  • くしゃみ
  • 鼻水
  • 胸が重苦しい感じ
  • ゼーゼー・ヒューヒューという呼吸音(喘鳴)
  • 息切れや咳
  • 後鼻漏(鼻水がのどの奥へ流れていく)
  • のどの違和感、詰まりを感じる
  • のどがチクチクする、かゆみがある
  • インフルエンザや風邪などの感染症で咳や喘鳴がする
  • 声枯れしている
  • 唇、口の中、舌、のどが腫れている、もしくはピリピリ、イガイガする

消化器

  • 胃けいれん
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 腹痛
  • 血便
  • 下痢
  • 便秘

皮膚

  • 皮膚のかゆみ
  • 乾燥、うろこ状の皮膚
  • 湿疹
  • じんましん
  • 肘や膝の内側に湿疹ができる
  • 皮膚がよく荒れる、刺激で赤くなりやすい

当院で行っている
アレルギー検査の種類

View39

View39

view39とは、39種類のアレルギーの原因物質を1回の採血で調べることができる検査です。39種類のアレルギー物質の中から今まで自分でも気づかなかったアレルギーが見つかる可能性もありますので、気になる方は検査を受けてみることをお勧めします。

検査方法

血液検査を行い、約5日後に検査結果が判明します。子どもでも受けられますので、お気軽にお申し付けください。

検査項目

ほこり

ハウスダスト、ヤケヒョウヒダニ

動物・昆虫・真菌(カビ)

イヌ皮屑、ネコ皮屑、ガ、マラセチア、アスペルギルス(コウジカビ)、アルテルナリア(ススカビ)、カンジダ、ゴキブリ

植物

ヒノキ、スギ、シラカンバ、カモガヤ、ハンノキ、ヨモギ、ブタクサ

食べ物

オボムコイド、卵白、小麦、米、ミルク、ピーナッツ、ソバ、ゴマ、大豆、カニ、エビ、キウイ、リンゴ、サケ、サバ、マグロ、牛肉、鶏肉

その他

ラテックス

費用

  費用
アレルギー検査(View39) (初診3割負担)約6,000円

アレルギー検査の流れ

アレルギー検査は以下の流れで行います。

1問診表を記入する

いつから、どんな症状、きっかけなどを記入して頂きます。分かる範囲で問題ありません。

2診察を受ける

問診表に沿って詳しくお伺いいたします。必要に応じて視診を行う場合もあります。

3検査する

アレルギーの診断を受けた方は検査のため採血を行います。事前に、検査方法をご説明いたします。

4検査結果の確認

検査結果は1週間程度で出ますので、分かり次第お知らせいたします。

アレルギー検査後の治療

アレルギー検査後の治療

まずは、アレルギー検査で判明した原因物質を自分から遠ざけるように生活することが大切です。対処療法が中心なので、アレルギーを避けて症状を起こさないことが必要となります。食べ物にアレルギーがある方は、食事にアレルギーの原因になるものが入っていないか、花粉症の方はいつごろから飛散開始するのかなどをチェックして対策しましょう。アレルギーの原因物質を全て取り除くのは困難です。しかし、日頃から少し意識するだけでも症状を落ち着かせられるでしょう。

アレルギー検査をすることで
原因を知り、予防に
役立てませんか?

「View39検査」では39種類の主要なアレルゲンの中から原因物質を特定でき、保険を使って調べられます。アトピー性皮膚炎、花粉症、アレルギー性鼻炎、じんましんといった症状でお困りの方は、この検査を受けることで原因を知るきっかけになる可能性もあります。原因が分かれば、日常生活でも意識して避けられるので、症状が出るのを防ぐことも可能です。